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<1年p.65>

2章 Chapter 2 文字式

1節 文字式
2節 式の計算

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ストロー4本で正方形をx個つくると,ストローは[mathjax]\((4 \times x)\)本必要だね。

ストロー3 本で正三角形をx 個つくると, ストローは[mathjax]\((3\times x)\)本必要だよ。

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ストローで,正方形と正三角形を,それぞれx 個つくると,ストローは[mathjax]\((4 \times x)+(3 \times x)\)本必要だね。

ストローで,正方形と正三角形を1個ずつつくると,7本必要だから,それぞれx個つくると,[mathjax]\((7 \times x)\)本必要だよ。2つの式は,同じになるはずだよね。

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? 文字の入った式をたすことはできるのかな?

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<1年p.66>

1節 文字式

ストローは何本必要?

同じ長さのストローを使って,正方形を横につないだ形をつくります。正方形を100個つくるとき,ストローは何本必要でしょうか。

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 1個つくるのに4本いるから,[mathjax]\(4 \times 100\)で,400本必要だと思う。

それだと2個のとき,[mathjax]\(4 \times 2\)で 8本になるけどいいのかな。

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正方形の数が,もっと少ない場合で考えてみよう。

【1】 真央さんは,正方形の数とストローの本数を次の図のようにまとめました。□にあてはまる数を入れましょう。

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<1年p.67>

【2】 美月さんは,正方形が5個のときのストローの本数を求めるために,次の図のように考えて式をつくりました。美月さんの考えを説明してみましょう。

[mathjax]\(1+3 \times 5\)

[mathjax] \(1\),[mathjax] \(3\),[mathjax] \(5\)は,それぞれ何を表しているのかな。

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【3】 美月さんの考え方で,正方形が6個のとき,ストローの本数を求める式はどうなるでしょうか。また,正方形が10個のときはどうなるでしょうか。

【4】 拓真さんは,正方形が5個のときのストローの本数を求めるために,次の図のように考えて式をつくりました。拓真さんの考えを説明してみましょう。

[mathjax]\(4 +3\times (5-1)\)

【5】 美月さんと拓真さんの式で,正方形の数が変わるとどこの数値が変わるでしょうか。また,それぞれの考え方で,正方形が100個のときのストローの本数を求める式を書いてみましょう。

【6】 美月さんや拓真さんとは別の考え方で,ストローの本数を求める式をつくりましょう。また,その考え方を説明してみましょう。

次の課題へ!

上の考え方を使って,正方形が何個のときでも,ストローの本数を求める式がつくれないかな?
P.68

次の課題へ!
同じ答えを求める式なのに,ちがう式ができるのはどうしてかな?
P.85

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<1年p.68>

1 文字を使った式

Q  Question

[mathjax] \(66\),[mathjax] \(67\)ページの問題で,正方形の個数を増やしていくとき,ストローの本数を求める式はどうなるでしょうか。美月さんの考え方を使って考えてみましょう。

見方・考え方 

いろいろな個数の場合で考えられるかな。

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正方形の個数が変わると,式の中で数が変わるところがあるね。

小学校のとき,変わる数はどのように表したかな。

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 目標 ▷ ストローの本数を求める式について考えよう。

【Q】で考えたように,ストローの本数は,いつでも,
  [mathjax]\(1+3 \times\)(正方形の個数)
という式で求めることができる。
正方形の個数は,[mathjax] \(1\),[mathjax] \(2\),[mathjax] \(3\),[mathjax] \(4\),…といろいろな値をとるが,それを文字aで表せば,ストローの本数を求める式は,
  [mathjax]\(1+3 \times a\)
と表すことができる。
このように,文字を使って表した式を文字式 という。

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<1年p.69>

 問 1  前ページのストローの本数を求める式で,正方形が20個,30個のときのストローの本数を,それぞれ求めなさい。

式の中の文字を数でおきかえることを,文字にその数を 代入する といい,代入して計算した結果を,その 式の値 という。

 問 2  [mathjax] \(66\),[mathjax] \(67\)ページの問題で,拓真さんの考え方を使うと,正方形がa個のときのストローの本数を求める式は[mathjax]\(4+3 \times (a-1)\)となります。次の[mathjax]\(\boxed{\phantom{000}}\)にあてはまる数や式を入れて,説明を完成させなさい。

最初の正方形はストローが[mathjax]\(\boxed{\phantom{00}}\)本必要であるが,2番目の正方形からはストローを[mathjax]\(\boxed{\phantom{00}}\)本ずつ加えていけばよい。正方形は全部でa個であるから,最初の1個を除いた正方形の個数は([mathjax]\(\boxed{\phantom{000}}\))個である。したがって,ストローの本数を求める式は,[mathjax]\(4+3 \times (a-1)\)

 問 3  問2の式で,正方形が20個,30個のときのストローの本数を,それぞれ求めなさい。また,問1で求めた値と比べなさい。

前ページの【Q】の考え方で,正方形がa個のとき,ストローの本数を求める式は,[mathjax]\(1+3 \times a\)と表すことができる。また,そのときのストローの本数は,[mathjax]\((1+3 \times a)\)本と表すことができる。すなわち,文字を使って表した式は,ストローの本数の求め方を表すと同時に,求めた結果を表している。

 問 4  問2の考え方で,正方形がa個のとき,ストローの本数は何本と表すことができますか。また,[mathjax]\(a=100\)のときの式の値を求めなさい。このとき,求めた式の値は何を表していますか。

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<1年p.70>

いろいろな数量を文字式で表してみよう。

 例 1  1個akg の荷物5個の重さは,
[mathjax]\((a \times 5)\)kg
と表すことができる。

 問 5  例1で,荷物が1個12kg のときの重さの合計を求めなさい。

 問 6  次の数量を,文字式で表しなさい。
⑴ 1個x円の品物8個を買ったときの代金
⑵ 千円札1枚でa円の品物を買ったときのおつり
⑶ 長さxm のテープを4等分したときの1本分の長さ

 例 2  1本60円の鉛筆a本と1冊100円のノートb冊を買ったとき,代金の合計はいくらですか。

解答

1本60円の鉛筆a本の代金は, [mathjax] \( 60\times a\)円

1冊100円のノートb冊の代金は,[mathjax] \( 100\times b\)円

したがって, 代金の合計は,

[mathjax] \( (60\times a+100\times b)\) 円

と表すことができる。

答 [mathjax] \((60\times a+100\times b)\) 円

 問 7  例2で,[mathjax] \(a=5\),[mathjax] \(b=3\)のときの式の値を求めなさい。また,それはどんなことを表していますか。

 問 8  次の数量を,文字式で表しなさい。
⑴ 80円の色鉛筆x本と30円の画用紙y枚を買ったときの代金の合計
⑵ 1個ag のおもり3個と1個bg のおもり1個の重さの合計

どんなことがわかったかな

文字を使うと,いろいろな数量を文字式で表すことができます。

次の課題へ!
文字式で表すとき,どんな表し方をすればいいのかな?
P.71