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<1年p.15>

2 数の大小

Q Question

 数直線について,次の問いに答えましょう。

⑴ 次の数直線上に,[mathjax]\(2\),[mathjax]\(3.5\),[mathjax]\(\dfrac{1}{2}\)に対応する点をかき入れてみましょう。また,その大小を比べてみましょう。

⑵ 負の数を数直線上に表すには,どんな数直線にすればよいでしょうか。上の数直線を使ってかいてみましょう。

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正の数と同じように考えればいいのかな。

見方・考え方 負の数を表す数直線が考えられるかな。

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 目標 ▷ 正の数,負の数の大小を数直線を使って比べよう。

負の数は,【Q】⑴の数直線を0より左の方向へのばして,もとの数直線と同じ間隔で目盛りをとり,その直線上の点に数を対応させる。
次の数直線で,点Aは[mathjax] \(-4\),点Bは[mathjax] \(-1.5\)に対応している。

数直線で,0に対応する点を 原点 といい,数直線の右の方向を 正の方向,左の方向を 負の方向 という。

 問 1  数直線をかき,次の数に対応する点をとりなさい。

[mathjax] \(+4\),[mathjax] \(+0.5\),[mathjax] \(-2\),[mathjax] \(-5\),[mathjax] \(-3.5\),[mathjax] \(-\dfrac{3}{2}\)

 問 2  次の数直線上の点 A,B,C,D,E に対応する数をいいなさい。

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<1年p.16>

負の数をふくむ数を数直線上に表したとき,正の数と同じように,右にある数ほど大きく,左にある数ほど小さい。

 例 1  [mathjax] \(-2\)と[mathjax] \(-5\)では,数直線上で,[mathjax] \(-2\)は[mathjax] \(-5\)より右にあるから,[mathjax] \(-2\)の方が[mathjax] \(-5\)より大きい。

[mathjax] \(-5 \lt -2\) または [mathjax] \(-2 \gt -5\) 

ふりかえり 小学校3年

[mathjax]\(\gt\),[mathjax]\(\lt\)を不等号といいます。
不等号は,左側と右側の数や式の大小を表す記号です。

 例 2  [mathjax] \(-2\),[mathjax] \(+3\),[mathjax] \(-4\)を数直線上に表すと,右の図のようになる。

小さい数から順に並べると,[mathjax] \(-4 \lt -2 \lt +3\)

大きい数から順に並べると,[mathjax]\(+3 \gt -2 \gt -4\)

[mathjax]\(-2 \lt +3 \gt -4\)と表さないのはなぜかな。

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 問 3  次の各組の数の大小を,不等号を使って表しなさい。

⑴ [mathjax] \(+3\),[mathjax] \(+4\)

⑵ [mathjax]\(-4\),[mathjax]\(-6\)

⑶ [mathjax]\(+0.1\),[mathjax]\(-0.2\)

⑷ [mathjax] \(-\dfrac{2}{3}\),[mathjax] \(-\dfrac{1}{3}\)

⑸ [mathjax]\(+1\),[mathjax]\(-3\),[mathjax]\(0\)

⑹ [mathjax]\(-2\),[mathjax]\(+5\),[mathjax]\(-5\)

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 絶対値

Q  Question

[mathjax] \(+4\)と[mathjax] \(+6\)を数直線上に表したとき,その大小を原点からの距離で説明してみましょう。[mathjax] \(-4\)と[mathjax] \(-6\)についても同じように説明してみましょう。

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正の数では,原点から離れるほど大きくなるね。

負の数だとどうなるのかな。

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見方・考え方 数直線上の点の位置に着目して考えられるかな。

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<1年p.17>

数直線上で,ある数に対応する点と原点との距離を,その数の絶対値 という。たとえば,[mathjax] \(+4\)の絶対値は4,[mathjax] \(-3\)の絶対値は3である。

0の絶対値は0である。

2つの正の数[mathjax] \(+4\)と[mathjax] \(+6\)を比べると,絶対値は[mathjax] \(+6\)の方が大きく,数直線上では[mathjax] \(+6\)の方が右にある。

このように,2つの正の数では,絶対値の大きい数の方が大きい。

 問 4  2つの負の数の大小について,絶対値で比べるとどんなことがいえますか。例をあげて,「数直線」,「絶対値」ということばを使って説明しなさい。

 問 5  [mathjax] \(-7\),[mathjax] \(+5.2\)の絶対値を,それぞれいいなさい。

 問 6  絶対値が10である数,[mathjax] \(\dfrac{2}{3}\) である数を,それぞれいいなさい。

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2つの正の数[mathjax] \(+4\)と[mathjax] \(+6\)を比べると,絶対値は[mathjax] \(+6\)の方が大きく,数直線上では[mathjax] \(+6\)の方が右にある。

このように,2つの正の数では,絶対値の大きい数の方が大きい。

2数の大小

①  正の数は0より大きく,負の数は0より小さい。 また,正の数は負の数より大きい。

②  2つの正の数では,絶対値の大きい数の方が大きい。

③  2つの負の数では,絶対値の大きい数の方が小さい。

どんなことがわかったかな

負の数も,正の数と同じように,数直線上に表して大小を比べることができます。

次の課題へ!
正の数,負の数の計算は,小学校のときの計算と同じようにできるのかな?
P.19

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<1年p.18>

確かめよう 1節 正の数・負の数

□ いろいろな数量を正の符号,負の符号を使って表すことができる。「[mathjax] \(-\)」のついたいろいろな数量P.13問2,問3

 1  数量を正の符号,負の符号を使って表すとき,次の問いに答えなさい。

⑴ A地点を基準0km として,「A から北へ3km」の地点を[mathjax] \(+3\)km と表すとき,「Aから南へ5km」の地点は,どのように表すことができますか。

⑵ 「200円の損失」を[mathjax] \(-200\)円と表すとき,[mathjax] \(+300\)円はどんなことを表していますか。

□ 正の数,負の数について理解している。 正の数・負の数P.14問6

 2  次の数について,下の問いに答えなさい。

[mathjax] \(-12\), [mathjax] \(+7\), [mathjax] \(0\), [mathjax] \(+0.6\), [mathjax] \(-3\), [mathjax] \(+25\),[mathjax]\(-\dfrac{8}{3}\)

⑴ 正の数はどれですか。また,負の数はどれですか。

⑵ 整数はどれですか。また,自然数はどれですか。

⑶ 正の数でも負の数でもない数はどれですか。

□ 数を数直線上に表すことができる。 数の大小P.15問1

 3  下の数直線上に,次の数に対応する点をとりなさい。
[mathjax] \(-4\), [mathjax] \(+3\), [mathjax] \(-2.8\),[mathjax]\(+\dfrac{3}{5}\)

□ 正の数,負の数の大小について理解している。 数の大小P.16例1例2

 4  次の各組の数の大小を,不等号を使って表しなさい。

⑴ [mathjax] \(-3\),[mathjax] \(+5\)

⑵ [mathjax] \(0\),[mathjax] \(-7\)

⑶ [mathjax] \(-1.6\),[mathjax] \(-2.4\)

⑷ [mathjax] \(+1\),[mathjax] \(-3\),[mathjax] \(-2\)

□ 数の絶対値について理解している。 絶対値P.17問5問6

 5  [mathjax] \(+16\),[mathjax]\(-\dfrac{9}{7}\) の絶対値を,それぞれいいなさい。

また,絶対値が9である数,0である数を,それぞれいいなさい。