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<3年p.96>

3章のまとめの問題 解答 P.302〜303  基本

 1  次の㋐〜㋓の方程式のうち,解の1つが [mathjax] \(-2\) であるものはどれですか。

㋐ [mathjax]\(x²-2=0\)

㋑ [mathjax]\(x²-x=6\)

㋒ [mathjax]\((x-5)(x+2)=0\)

㋓ [mathjax]\((x-2)²=0\)

 2  次の方程式を解きなさい。

⑴ [mathjax]\(4x²=25\)

⑵ [mathjax]\((x-5)²=6\)

⑶ [mathjax]\((2x-1)²=64\)

⑷ [mathjax]\(x²+8x+12=0\)

⑸ [mathjax]\(x²-x-30=0\)

⑹ [mathjax]\(x²-7x+1=0\)

⑺ [mathjax]\(4x²-28x+24=0\)

⑻ [mathjax]\(2x²-6x+3=0\)

⑼ [mathjax]\(x²+5=10x-20\)

⑽ [mathjax]\(21x=3x²\)

 3  2次方程式[mathjax]\(x²+ax-15=0\)の解の1つが3のとき,aの値を求めなさい。また,もう1つの解を求めなさい。

 4  ある自然数を2乗するところを,誤って2倍してしまったため,答えが35小さくなりました。このとき,次の問いに答えなさい。

⑴ もとの自然数をxとして,方程式をつくりなさい。

⑵ ⑴でつくった方程式を解き,もとの自然数を求めなさい。

 5  右の図のように,1辺15mの正方形の土地に,幅が一定の道と花だんをつくります。花だんの面積を144m²にするには,道の幅を何mにすればよいですか。

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<3年p.97>

 応用

 1  次の方程式を解きなさい。

⑴ [mathjax]\(x²+3x=4(x+3)\)

⑵ [mathjax]\((x-4)²=2(x-5)+2\)

⑶ [mathjax]\(\dfrac{1}{3}x(x-2)=2\)

⑷ [mathjax]\(x²+\dfrac{2}{3}x+\dfrac{1}{9}=0\)

 2  次の㋐,㋑の2次方程式は,どちらも解の1つが2です。このとき,下の問いに答えなさい。

㋐ [mathjax]\(x²-4ax+3b=0\)

㋑ [mathjax]\(x²+ax-2b=0\)

⑴ a,bの値を求めなさい。
⑵ ㋐,㋑のもう1つの解を,それぞれ求めなさい。

 3  連続する3つの自然数があります。もっとも小さい数ともっとも大きい数の積から,中央の数の2倍をひいた差は47になります。この3つの自然数を求めなさい。

 4  横が縦より3cm長い長方形の厚紙があります。この厚紙の4すみから,1辺2cmの正方形を切り取って,ふたのない箱をつくったところ,その容積が80cm³になりました。もとの厚紙の縦の長さを求めなさい。

 5  1辺10cmの正方形ABCDがあります。点Pは,秒速1cm で辺AB上をAからBまで動きます。また,点Qは,点Pと同時に出発して,点Pと同じ速さで辺BC上をBからCまで動きます。[mathjax]\(\triangle PBQ\)の面積が8cm²になるのは,点 P,Q が出発してから何秒後ですか。

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<3年p.98>

3章のまとめの問題 活用

 1  多角形に何本の対角線が引けるか調べています。次の問いに答えなさい。

⑴ 四角形,五角形,六角形,七角形は,それぞれ対角線が何本引けるか,次の図を使って求めなさい。

⑵ n角形では,[mathjax]\(\dfrac{1}{2}n(n – 3)\)本の対角線を引くことができます。
1つの頂点から何本の対角線が引けるかを考えて,この[mathjax]\(\dfrac{1}{2}n(n – 3)\)の式の意味を説明しなさい。
⑶ 八角形では,対角線が何本引けますか。また,対角線が35本引けるのは何角形ですか。⑵の式を使って求めなさい。

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<3年p.99>

深めよう

2次方程式のおもしろい解き方 発展

方程式[mathjax]\(x² + 6x – 5 = 0\) を解いてみましょう。
この2次方程式を,[mathjax]\((x + a)(x + b) = 0\) の形にできれば,解は[mathjax]\(x = -a\),[mathjax]\(x = -b\) と求められます。[mathjax]\((x + a)(x + b) = 0\)の左辺を展開すると,[mathjax]\(x² + (a + b)x + ab = 0\) となり,次の2つの式を満たすa,bを求めれば[mathjax]\(x² + 6x – 5 = 0\)を因数分解できます。

[mathjax]\( \begin{eqnarray} \left\{\begin{array}{r} a+b=6 \ \quad \cdots\cdots \mathsf{①} \\ ab=-5 \quad \ \ \ \cdots\cdots \mathsf{②} \end{array} \right. \end{eqnarray}\)

この3は,[mathjax]\(a+b=6\)の6の半分だね。

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ここで,①に着目し,a,bを次のようにおきかえます。

[mathjax]\(\begin{eqnarray} \left\{\begin{array}{r} a=3+m \quad \cdots \cdots \mathsf{③}\\ b=3-m \quad \cdots \cdots \mathsf{④} \end{array} \right. \end{eqnarray}\)

この③,④を②に代入すると,[mathjax]\((3+m)(3-m)=-5\)となります。
 これをmについて解くと,次のようになります。

[mathjax]\(\begin{eqnarray} (3+m)(3-m) &=& -5 \\ 9-m² &=& -5 \\ m² &=& 14 \\ m &=& \pm \sqrt{14} \end{eqnarray}\)

mは [mathjax]\(+\sqrt{14}\) と [mathjax]\(-\sqrt{14}\) がありますが,aとbの値が入れかわるだけなので,どちらを使っても同じになります。ここでは [mathjax]\(+\sqrt{14}\) の方を③,④に代入します。

[mathjax]\(\begin{eqnarray} \left\{\begin{array}{l} a=3+\sqrt{14}\\ b=3-\sqrt{14} \end{array} \right. \end{eqnarray}\)

以上より,方程式[mathjax]\(x²+6x-5=0\)は,[mathjax]\(\{x+(3+\sqrt{14})\}\{x+(3-\sqrt{14})\}=0\)と変形できます。したがって,方程式の解は,次のようになります。
[mathjax]\(x=-3 \pm \sqrt{14}\)

① 上で求めた解が正しいかどうかを,解の公式を使って確かめてみましょう。

② 次の方程式を,上の方法で解いてみましょう。

⑴ [mathjax]\(x²+4x-1=0\)

⑵ [mathjax]\(x²+2x-2=0\)