<3年p.11>
【2】 前ページの【1】①〜③で,もとの正方形の1辺の長さを10cm,20cm,30cmと変えたときの面積について,次の表にまとめてみましょう。また,もとの正方形の1辺の長さを自由に決めて,同じように面積を求めてみましょう。
注意 ①では,縦の長さはそのままなので,「縦0cm」と表すことにする。
【3】 【2】から,面積についてどんなことがわかるか話し合ってみましょう。
①〜③のどの形の面積がいちばん大きくなるのかな。
それぞれどれだけ面積が増えたのかな。
【4】 もとの正方形の1辺の長さがどんな数でも,【3】で見つけたことは成り立つでしょうか。もとの正方形の1辺の長さをxcmとして,①〜③の面積を式で表してみましょう。
もとの正方形の1辺の長さをxcmとしたとき,①〜③の面積を式で表すと,次のようになります。
① [mathjax]\(x(x + 4)\)
② [mathjax]\((x + 1)(x + 3)\)
③ [mathjax]\((x + 2)(x + 2)\)
次の課題へ!
①の単項式と多項式の計算や,②,③の多項式どうしの計算も,これまでの計算と同じようにできるのかな?
P.12,14
<3年p.12>
1 式の乗法・除法
単項式と多項式の乗法
Q Question
⑴と⑵の式は,同じ面積を表しているね。
単項式と多項式の乗法でも,分配法則を使っていいのかな。
見方・考え方
これまでの文字式の計算と同じように考えられるかな。
目標 ▷ 単項式と多項式の乗法を考えよう。
単項式と多項式の乗法は,分配法則を使って,かっこをはずすことができる。
ふりかえり ▷1年
分配法則
[mathjax]\(a(b + c) = ab + ac\)
[mathjax]\((b + c)a = ab + ac\)
⑴ [mathjax]\(a(a + 3)\)
⑵ [mathjax]\(-4x(2x – 5)\)
⑶ [mathjax]\((-3a + 1) \times 6a\)
⑷ [mathjax]\((2x + 4y) \times (-y)\)
⑸ [mathjax]\(2a(a² + 2a – 3)\)
⑹ [mathjax]\((6x – 9) \times \dfrac{2}{3}x\)
<3年p.13>
多項式と単項式の除法
Q Question
単項式でわる除法も,数でわる除法と同じように計算できるのかな。
見方・考え方
これまでの文字式の計算と同じように考えられるかな。
例 2
多項式を単項式でわる除法は,式を分数の形で表して計算するか,乗法に直して計算すればよい。
注意 文字aでわる場合,[mathjax]\(a \neq 0\)でなければならない。
問 2 次の計算をしなさい。
⑴ [mathjax]\((10x² + 7x) \div x\)
⑵ [mathjax]\((8a²b – 2ab²) \div 2ab\)
⑶ [mathjax]\((4x² – 6xy) \div \dfrac{2}{3}x\)
⑷ [mathjax]\((-2ab + a) \div \require{physics} \left(-\dfrac{a}{4}\right)\)
⑸ [mathjax]\((2x²y – 3xy² + y³) \div y\)
やってみよう
計算力を高めよう1-1
▷P.22
どんなことがわかったかな
単項式と多項式の乗法や除法も,これまでの文字式と同じように分配法則を使って計算できます。
次の課題へ!
多項式どうしの乗法も,分配法則を使って計算できるのかな?
P.14