<2年p.106>
ふりかえり
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4章 Chapter4 図形の性質の調べ方
1節 いろいろな角と多角形
2節 図形の合同
小学校のとき,三角形の3つの角の和が[mathjax]\(180^{\circ}\)になることを学んだよ。
いろいろな方法で,確かめたね。
本当に,どんな三角形でも3つの角の和が[mathjax]\(180^{\circ}\)になるといえるのかな。
いろいろな三角形があるから,1つずつ確かめるわけにはいかないよね。
? 図形の性質がいつでも成り立つことを説明できるかな?
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1 いろいろな角
Q Question
目標 ▷ いろいろな角の性質について調べよう。
対頂角
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同位角と錯角
右の図のように,2直線[mathjax]\(ℓ\),[mathjax]\(m\)に直線[mathjax]\(n\)が交わってできる角のうち,
[mathjax]\(\angle a\)と[mathjax]\(\angle e\),[mathjax]\(\angle b\)と[mathjax]\(\angle f\),
[mathjax]\(\angle c\)と[mathjax]\(\angle g\),[mathjax]\(\angle d\)と[mathjax]\(\angle h\)
のような位置にある2つの角を同位角という。
また,
[mathjax]\(\angle b\)と[mathjax]\(\angle h\),[mathjax]\(\angle c\)と[mathjax]\(\angle e\)
のような位置にある2つの角を錯角という。
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平行線と同位角
Q Question
直線 [mathjax]\(n\) に対して,同位角が等しくなるように2直線[mathjax]\(ℓ\),[mathjax]\(m\)を引くと,[mathjax]\(ℓ\)と[mathjax]\(m\)は平行になる。すなわち,右の図で,次のことが゙成り立つ。
[mathjax]\(\angle a=\angle b\)ならば,[mathjax]\(ℓ/\!/m\)
直線 [mathjax]\(n\) に対して,同位角が等しくなるように2直線[mathjax]\(ℓ\),[mathjax]\(m\)を引くと,[mathjax]\(ℓ\)と[mathjax]\(m\)は平行になる。すなわち,右の図で,次のことが゙成り立つ。
[mathjax]\(\angle a=\angle b\)ならば,[mathjax]\(ℓ/\!/m\)
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平行線と錯角
例 1 右の図で,[mathjax]\(\angle a=\angle b\) のとき,[mathjax]\(ℓ/\!/m\) であることを,説明しなさい。
解答
2直線[mathjax]\(ℓ\),[mathjax]\(m\) に直線[mathjax]\(n\) が交わるとき,錯角が等しければ,[mathjax]\(ℓ\) と[mathjax]\(m\) は平行になる。すなわち,例1の図で,次のことが゙成り立つ。
[mathjax]\(\angle a=\angle b\) ならば,[mathjax]\(ℓ/\!/m\)
問 6 右の図で,[mathjax]\(ℓ/\!/m\) のとき,[mathjax]\(\angle a=\angle b\) となることを,次のように説明しました。[mathjax]\(\boxed{\phantom{00}}\) にあてはまる角を書き入れなさい。
平行な2直線[mathjax]\(ℓ\),[mathjax]\(m\) に交わる直線[mathjax]\(n\) を引くと,錯角は等しくなる。すなわち,問6の図で,次のことが成り立つ。
[mathjax]\(ℓ/\!/m\)ならば,[mathjax]\(\angle a=\angle b\)
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これまで調べたことは,次のようにまとめることができる。
問 8 次の図で,[mathjax]\(ℓ/\!/m\) のとき,[mathjax]\(\angle x\),[mathjax]\(\angle y\) の大きさを求めなさい。
どんなことがわかったかな
対頂角が等しいことや,同位角,錯角と平行線の関係について説明することができます。