<2年p.39>
2章 Chapter 2 連立方程式
1節 連立方程式
2節 連立方程式の利用
[mathjax] \( 2x+13=25 \)
1年のとき,上のような文字が1つの式で,文字にあてはまる数を求めたね。
[mathjax] \( 2x+13 = 25 \\ \)
[mathjax] \( \phantom{+000}2x = 25-13 \\ \)
[mathjax] \( \phantom{+000}2x = 12 \\ \)
[mathjax] \( \phantom{+0000}x = 6 \)
文字が2つの式では,文字にあてはまる数を求めることができるかな。
[mathjax] \( 2x+13y=36 \)
文字に,いろいろな数をあてはめれば,わかりそうだけど…。
? 文字が2つのとき,あてはまる数を求められるかな?
<2年p.40>
1節 連立方程式
何回ずつ乗った?
この遊園地には,チケット2枚で乗れる乗り物と,チケット1枚で乗れる乗り物があります。
【1】 11枚つづりのチケットを買ってすべて使い切ったとすると,チケット2枚で乗れる乗り物と,チケット1枚で乗れる乗り物に,それぞれ何回ずつ乗ったでしょうか。
A チケット2枚の乗り物
観覧車
ローラーコースター
お化け屋敷
フリーフォール
ジャングルカヌー
B チケット1枚の乗り物
メリーゴーラウンド
ゴーカート
スカイサイクル
ティーカップ
海賊船
<2年p.41>
次の課題へ!
答えが何通りもありそうだけど,式に表すことはできるのかな?
P.42
<2年p.42>
1 連立方程式とその解
Q Question
遊園地で,チケット2枚で乗れる乗り物に [mathjax] \( x \) 回,チケット1枚で乗れる乗り物に[mathjax] \( y \) 回乗って,チケットを11枚使ったことを,式で表してみましょう。
また,それぞれの乗り物に何回乗ったでしょうか。
2枚の乗り物に5回,1枚の乗り物に1回乗れば使い切れるね。
ほかにもチケットを使い切れる場合があるよ。方程式にできれば求められるかな。
見方・考え方
式に表して考えられるかな。
【Q】で, [mathjax] \( x \) と [mathjax] \( y \) の関係を式で表すと,次のようになる。
[mathjax] \( 2x+y=11 \) ・・・・・・①
①の式のように,2種類の文字をふくむ1次方程式を 2元1次方程式という。これに対して,1年で学んだ [mathjax] \( 3x+5=8 \) のように,1種類だけの文字をふくむ1次方程式を1元1次方程式という。
目標 ▷ 2元1次方程式について考えよう。
問 1 ①の式を成り立たせる [mathjax] \( x \) , [mathjax] \( y \) の値の組を,次の表にまとめなさい。
2元1次方程式を成り立たせる [mathjax] \( x \) , [mathjax] \( y \) の値の組を2元1次方程式の解という。
問1の表で,
,
,
,
…
などは,どれも2元1次方程式 [mathjax]\( 2x+y=11 \) の解である。
2元1次方程式の解は,1つではないんだね。
注意
を, [mathjax]\( x=0 \) , [mathjax]\( y=11 \) や, [mathjax]\( (x, y)=(0, 11) \) のように表すこともある。
<2年p.43>
前ページの【Q】で,遊園地の乗り物に合計7回乗ったとすると, [mathjax] \( x \) と [mathjax] \( y \) の関係は,次の式で表すことができる。
[mathjax] \( x+y=7 \) ・・・・・・②
問 2 ②の式の解を,次の表にまとめなさい。
問 3 前ページの問1と問2の表から,①,②を同時に成り立たせるx,yの値の組を求めなさい。
2つの2元1次方程式を1組と考えたものを 連立方程式 または連立2元1次方程式といい,次のように表す。
上の連立方程式の解は,
である。
問 4 次の㋐~㋒の中で,連立方程式
の解はどれですか。
㋐
㋑
㋒
どんなことがわかったかな
2元1次方程式の解はいくつもありますが,2つの2元1次方程式を連立方程式と考えると,連立方程式の解は1つに決まります。
次の課題へ!
文字に数を代入せずに連立方程式を解く方法はあるのかな?
P.44